ルームシェアと違う点

クローゼット

「シェアハウス」という言葉を聞くと、「ルームシェア」という単語を思い浮かべる人が多いようです。
実際に私もシェアハウスを知らない人に対してシェアハウスについて話しているときに、あれ?
話が通じないなと思っていると、どうやら相手は「ルームシェア」を思い浮かべていたということが
何回かありました。
シェアハウスとルームシェアは厳密にはいくつか異なった点があります
似たようなイメージのあるシェアハウスとルームシェア。
いったいどのような点で違いがあるのでしょうか?

ルームシェアの特徴

ルームシェアとは一般に、1つの部屋を何人かで借りて、複数の居住者が利用する形態を言います。
たとえばアパートの一室を利用して何人かがそれぞれの部屋を決め、共同生活を送ります。
家賃は利用する人数でだしあって支払うので、一人でワンルームマンションを借りるよりも
ずいぶんと安くなります。しかし、通常の家族用のマンションを借りて生活するため、
敷金・礼金が必要であったり、保証人が必要とされる場合が多いとされます。
家賃の3か月分とも言われている敷金・礼金はできるだけ住居費を
押さえたいと思っている人にとっては手痛い出費にもなります。
また、日本の不動産市場では、「ルームシェア」にあまり理解を示さない傾向にあって、
家族以外の同居をあまり快く思わない家主もある程度いるということです。
「この物件でルームシェアを行いたいな」と思って実際に不動産屋に相談してみると、
規約などの関係でルームシェアは不可だといわれることも少なくないのです。
また、通常のアパート、マンションは家族で住むことを想定したつくりになっているので、
各部屋の防音性は必ずしも優れているとは限りません。プライベートな空間を確保するのが
なかなか難しいことも少なくないので、ストレスを抱えたまま生活してしまうことにもなりかねません。
入居者間でルールを決めて生活するのですが、馴れ合いや妥協が発生しやすく、
トラブルの元になることも多いといわれています。

シェアハウスの特徴

一方、シェアハウスは1つの戸建住宅を複数の居住者が利用する形態をいい、
特に最近増えてきているのがシェアハウス専門に作られた住宅です。
もともとシェアを目的に作られているので、個人のスペースがしっかり確保されている、
共有スペースが広いなどといった利点があります。また、入居に当たってのルールなども
しっかりと決められている場合が多いので、トラブルになりにくく、ルールを守って生活すれば
快適なシェア生活ができるといわれています。管理人常駐型のシェアハウスや、
女性専用シェアハウスなどの丸野で、セキュリティの面でも安心できるのではないでしょうか。
敷金・礼金が不要なシェアハウスがほとんどですので、
入居費用が安く抑えられることも魅力のひとつです。
ルームシェアとシェアハウスにはそれぞれ利点があります。
どちらが自分に向いているのか?ということをよく検討して物件を選びましょう。