エンジニア社員向けシェアハウス

エンジニア

サイバーエージェントでは、福利厚生の一環としてエンジニアやクリエイター社員を対象にした
シェアハウスを2012年12月に東京都渋谷区神谷町に開設しました。

ハウス内の様子と費用

同社が拠点としているオフィスビルから徒歩10分から15分圏内にありますので、通勤しやすい場所にあります。

建物は5階建てですべて一人部屋の全47部屋があり、社員に貸し出すのはそのうちの39部屋で、
残りの8部屋は人事部が管理する部屋になります。
共有スペースでは共有LDKやライブラリ、会議スペース、ゲーム部屋、
ジムスペース、ルーフバルコニー、トレーニングルーム、シャワーブース、ユニットバス、
リラクゼーションスペースなどがありますよ。

同社独自の「2駅ルール」と言って住宅手当として3万円が支給されるという制度を
適用させても自己負担額は一番高い部屋で6万9千円、一番安い部屋で4万4千円です。

ただし、別途水道光熱費として1万円を支払います。
エンジニアやクリエイターというのは専門分野に特化しているところがありますので、
自分が携わっていないような分野に関しては疎いところがあります。

社員寮との違いは?

同じプロジェクトに携わっているのであれば会社の中にいても話すことがあるでしょうが、
違うプロジェクトの人とはなかなか交流する機会が少ないので、
違うプロジェクトの入居者と積極的に交流することにより、
コミュニケーションが活発化することを狙っているのです。

また、入居者同士のシナジー効果により新たなサービスができればさらにいいわけです。
従来であれば企業が社員寮を保有するというケースがあるわけですが、
共通していることは同社の社員向けのサービスになります。
それでは、社員寮と違うところはどこかというと社員寮は
自社で不動産を保有しないといけなかったり、寮母さんを置かないといけないなど
人件費と不動産保有のための費用がどうしても掛かってしまいます。

同社のシェアハウスはサイバーエージェントが保有しているわけではなく、
ヒューマンノット社から1棟丸ごと借りるというような形になるので、
同社で不動産を保有するよりは賃貸費用で済むことによりコストの削減になりますね。

また、シェアハウスなので寮母さんを置く必要はないというのも当然人件費削減につながります。
こういう社員向けのシェアハウスを用意することで優秀なエンジニアやクリエイターが
来てくれるのであれば、シェアハウスの流行と共に他社も追随する可能性はあるのではないでしょうか。